研究案内

研究の薦め

久留米大学医学部皮膚科学講座では、臨床研修と並んで、基礎研究に力を入れています。 これは、physician-scientistになるためにも、皮膚科のsubspecialityを確立するためにも、 非常に重要であると考えています。大学院に入学して研究に専念する時間を持つことを前提にしていますが、大学院に入らずに、 臨床と平行して、基礎研究を続けることもできます。教室の一番のメインであります自己免疫性水疱症の抗原解析と確定診断の研究では、 ルーチンの研究設備・研究方法は確立しており、いつでも新しい研究が進められる準備がしてあります。

男性医師(2007年入局)

私は現在の初期臨床研修プログラムが始まって2年目に医学部を卒業、2年間の研修期間を経て久留米大学皮膚科学教室に入局し、現在入局8年目になります。病理診断、手術、治療と幅広く診ることのできる皮膚科に惹かれ入局しましたが、臨床力を磨く事に邁進する傍ら、何を専門にしていくのかを決めることができずにいました。そんな私に入局2年目で研究をする機会が巡ってきました。最初は戸惑いもありましたが、一生懸命取り組んでいる間に研究の楽しさ、意義について気付くことができました。その後医局のサポートもあり2年間の海外留学を経験することができ、貴重な体験をすることができました。臨床医が研究をすることの意味は「臨床力を深める」事にあるのではないかと私は思います。皮膚科を専攻し、これから長い皮膚科医人生を歩んでいく中で科学的な側面から病気を診る視点は臨床力を深めてくれる“スパイス”のようなものだと考えています。
単に皮膚科といっても色々な専門があります。皮膚病理、皮膚外科、皮膚アレルギー、美容など様々です。入局の時点で確固たる展望をもって皮膚科の門を叩く方もいれば、私のように皮膚科に興味があるが、どれを専門にしていくのかを決めないまま入局する方もおられるでしょう。また実際に診療に携わる中で新たな興味が生まれることもあります。そのような状況で個々の希望に沿うように柔軟にサポートしてくれる医局というのが良い環境だと考えます。当科では多くの先生が国内、国外に留学しそれぞれの専門性を磨くために研鑽していますし、そういった環境が整っていると思います。
皮膚科に興味をもつ先生方が私達の仲間に加わって頂き、楽しく、励まし合いながら専門性を磨いていければと思っています。

女性医師(2010年入局)

入局3年目に出産し、育休復帰と同時に、大学院に入りました。皮膚科はとても奥深く、興味が尽きない科であります。さらに皮膚科は研究が盛んな科です。研究を通し、皮膚で起こる現象を垣間見ることが出来たとき、何よりも楽しいと思います。
女性医師・男性医師共に、様々なライフステージがあり、それぞれの段階に応じた相談出来る人が必要だと思います。当科はアットホームな医局なので、誰でも相談に応じてくれ、また各専門領域に女性医師もいます。私は、先輩や一緒に働いている女性医師の先生方より伝授して頂いた知恵をもとに、仕事、研究を続けています。医師として、やりがいのある仕事を続けられる環境が整っています。
これからの医師人生には、思いもよらぬ事の方が多いと思います。私は、とても明るい名嘉眞先生をはじめ医局の先生方に励まされ、時には優しく見守って頂き、一歩一歩進んできました。